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さとると英語の方程式 第1話「決意の理由」

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さとる図

さとると英語の方程式 第1話「決意の理由」

【登場人物】

さとる(高3男子)
 理系志望。英語はずっと苦手で避けてきたが、大学受験の壁に直面して本気で向き合うことに。
 志望校は早稲田大学・理工学部。偏差値52からスタート。

アキ先生(英語科の男性教師)
 やさしくて、生徒思い。話しかけやすく、新しい学習法にも理解のある指導スタイル。
 直聞直解・直読直解法をさとるに提案する。

 


 

授業が終わった後の静かな教室。
さとるは英単語帳を閉じ、ため息をついた。

さとる(心の声):
「英語だけがどうしても伸びない…。理系の問題は解けるのに、英語の長文になると頭が止まるんだ…」

そのとき、アキ先生が廊下から姿を現す。

アキ先生:
「お、さとる。まだ残ってるのか? 英語の勉強か?」

さとる:
「先生…正直、文法も長文もグチャグチャで…。何やってもダメで…。理系なのに、英語が足引っ張ってます。」

アキ先生は、教卓から一枚のプリントを取り出した。

アキ先生:
「これはどうかな?」

そこには、1文だけ書かれていた。

This is the reason why I decided to try a new method.

さとる:
……これは?」

アキ先生:
「君が今、まさに言いたかったことを、英語で書くとこうなる。」

さとる:
「え…ぼくが?」

アキ先生:
“これが、新しい方法を試すことにした理由なんです”――そう言いたかったろ?」

さとる(驚き):
……まさに、それです。」

アキ先生は笑って言った。

アキ先生:
「この文を、“英語の順番のまま”で理解できるようになれば、
 訳さずに、すっと意味が入ってくるようになる。
 それが“直読直解”ってやつだ。」

さとる(心の声):
「訳さない…? 英語のままで……理解?」

その言葉が、胸の奥にひっかかった。

ナレーション:
その日、さとるははじめて「訳さない英語」という世界に触れた。
迷いの中にいた彼の前に、一本の“方程式”が現れようとしていた。(つづく)

 


 

【次回予告】(全12話)

2話「英語の語順で“考える”って?」
~日本語に直す前にできること~

 

―― 解けないのは「才能」じゃなく、「解き方」だった。――

英語が苦手。読めない、聞き取れない。
そんな悩みを抱える高校生は、今もたくさんいます。
でもそれは、あなたに才能がないからではありません。
ただ「やり方」が、今の時代に合っていないだけかもしれません。

かつての「英語」は、文法を暗記して、訳して理解するものでした。
でも今の入試は、本物の英語――つまり英語のまま理解し、瞬時に使う力を求めています。

この物語の主人公・さとるも、英語でつまずいていました。
でもある日、「まったく違うやり方」に出会います。
それは、“英語をそのまま感じ取る”という方法でした。

数式が「変形のルール」に気づけば一気に解けるようになるように、
英語も、「理解のルール」を変えるだけで、驚くほど変わります。

さとるの成長の物語を通して、
あなたの中にも眠っている“英語の回路”を、見つけてみてください。

 

 

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