
さとると英語の方程式 第10話
「“たった1文”が、英語の軸になる」
〜繰り返しが、自由を生む〜
雨の月曜日。
さとるは放課後の教室に残り、1枚の紙をじっと見つめていた。
書かれているのは、あの一文。
This is the reason why I decided to try a new method.
(さとる・心の声)
「この1文、いつからか、ずっと僕の中に残ってる。
読むたびに、“今の自分”と重なる気がするんだ」
アキ先生がそっと近づいてくる。
アキ先生:
「まだその文、持ってたのか」
さとる:
「はい。毎日、声に出して読んでます。
不思議と、読むたびに、前より“自分の言葉”になってる感じがして」
アキ先生はうれしそうにうなずいた。
アキ先生:
「それが、“繰り返し”の力なんだよ。
英語ってね、“たった1文”が君の中で“軸”になれば、
そこから無限に広がるようになるんだ」
さとる(興味深そうに):
「“軸”って、どういうことですか?」
アキ先生はホワイトボードにこう書いた:
This is the reason why…
そして、例文をいくつか続けた。
This is the reason why I study every night.
This is the reason why I never gave up.
This is the reason why I want to become an engineer.
アキ先生:
「“型”を1つ覚えると、それを使って“何度でも自分の思い”を表現できる。
繰り返すことで、“使える”し“感じられる”ようになる。
それが“自由”につながるんだ」
(さとる・心の声)
「そうか、“覚える”ためじゃなく、“使うために繰り返す”。
だからこそ、繰り返しが自由を生むんだ…!」
その日、さとるは一つのことを心に決めた。
この1文を、一生忘れない英語にしよう、と。
 
 
Key Point(直読直解の視点)
・「たった1文」でも、“型”として繰り返すと“使える英語”になる。
・繰り返しは、暗記ではなく“感覚化”と“表現力”のため。
・英語の軸=自分の思いを何度でも乗せられる“ベース文”。
 
 
【次回予告】
第11話「“英語がわかる”自分になる日」
〜英語が“科目”から“ことば”に変わる〜
 
 
 
 
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