
さとると英語の方程式 第11話
「“英語がわかる”自分になる日」
〜英語が“科目”から“ことば”に変わる〜
朝の登校中。
さとるはイヤホンをつけて、いつものシャドーイング音声を再生していた。
This is the reason why I decided to try a new method.
That’s why I chose a different way.
I wanted to challenge myself.
(さとる・心の声)
「意味を考えなくても、スッと入ってくる…。
“何を言ってるか”じゃなく、“何を感じているか”がわかる気がする」
ふと、英語が“ただの勉強”ではないことに気づいた。
(さとる・心の声)
「前は、英語は“点を取るための道具”だった。
でも今は、“気持ちを伝えるためのことば”に思えてきた」
放課後、進路指導室。
志望校の願書に添える志望理由書の下書きを、さとるは英語で書いていた。
I want to study engineering / because I love solving problems / and creating something new.
アキ先生が後ろからのぞき込む。
アキ先生:
「いい文だな。英語に“自分の気持ち”が出てきてる。
今の君なら、ちゃんと“ことば”として伝えられるよ」
さとる:
「先生……前は、英語を書くときも、“正しい文法かどうか”ばかり気にしてました。
でも今は、“ちゃんと伝わるか”が一番大事だって思えるんです」
アキ先生は、さとるの肩を軽くたたいた。
アキ先生:
「それが、“英語がわかる自分”になった証拠だよ。
英語が“科目”から“ことば”に変わった瞬間だ」
(さとる・心の声)
「正しさより、伝えること。
英語のままで、理解して、表現して、つながる――
それが、ぼくの英語になりはじめている。」(つづく)
Key Point(直聞直解・直読直解の視点)
・英語を“ことば”として感じる力がつくと、「正解」ではなく「伝える」ことが目的になる。
・直聞直解・直読直解は、「意味をつかむ」力だけでなく、「意味を込めて伝える」力も育てる。
・英語を英語の語順・音のまま理解し、それを“自分の表現”として使うことが「本物の英語力」。
【次回予告】
最終話 第12話「“方程式”が、自分のものになった日」
〜すべては「この1文」から始まった〜
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