
第2話「見えてきた、英語の“リズム”」
(朝の電車。イヤホンから英語の音声が流れている。響は目を閉じて集中している)
響(心の声)
昨日、先生に言われたこと。
「英語には二つのリズムがある」――単語の音節リズムと、文の内容語リズム。
……正直、最初はピンとこなかった。
(駅のホーム。響がイヤホンを外し、スマホ画面のスクリプトを見る)
響(心の声)
たとえばこの文――
“This is the REASON why I DECIDED to try a NEW METHOD.”
音声を何度もシャドーイングしているうちに、わかってきた。
“reason”や“decided”に自然と力が入って、他の語はさらっと流れる。
(予備校の廊下。友人の菜月とすれ違う)
菜月
おはよう、響!今日も英語聴いてるの?ほんとストイックだね〜。
響
ううん、ストイックっていうより…「音を感じる」のが面白くて。
菜月
感じる?
響
うん。ピアノでリズムを取るみたいに、英語にもリズムがあるんだよ。
シャドーイングしてると、まるで音楽みたいに聞こえてくるの。
菜月
へえ〜!それってリスニングにもいいの?
響
リスニングだけじゃない。黙読も変わってきた。
前は意味を訳してたけど、今はリズムに乗って“感じながら読む”感じ。
菜月
なんか、かっこいいかも……!
(教室。英語の長文問題を前に、響が小さく口を動かしている)
響(心の声)
この“黙読”も、頭の中では音を鳴らしてる。
英語を「読む」っていうより、「奏でる」感覚。
英語がただの言葉じゃなくて、音楽になり始めた気がする。
(ナレーション)
耳から入るリズムが、脳に英語の回路を作っていく。
響の英語は、音楽と一緒に、確かに動き始めていた――(つづく)
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