
第5話「Jazz Chantsの秘密」
(英語塾の片隅。キーボードの前に座る響と、静かに立つ塾長のアキ先生)
アキ先生
「英語を『読む』ときも、実は“音楽”と同じなんです。
ちゃんとリズムがある。抑揚がある。拍子がある。」
響
「読むのにも…拍子があるんですか?」
アキ先生
「たとえばこの一文、音読してみましょうか。
This is the reason why I decided to try a new method.」
響(英語を読む)
「This is the REAson why I deCIDed to TRY a new MEthod.」
(ふと眉をひそめる響)
響
「なんか、変な感じ…でも、音が浮き出るような、不思議な感覚。」
アキ先生(うなずいて)
「今、君が強く読んだ単語、何だった?」
響
「うーん…reason, decided, try, method…ですね。」
アキ先生
「そう、それが内容語(Content Words)。
英語では、意味のある単語=内容語にリズムのアクセントが乗る。
これが、内容語リズム。」
(黒板に書かれた英文の内容語に下線が引かれる)
This is the REAson why I deCIDed to TRY a new MEthod.
響(目を見開き)
「ほんとだ…まるでメロディーの中の強拍みたい!」
アキ先生
「それに対して、“a” や “is”、“to” みたいな短く弱く読む単語は機能語(Function Words)。
内容語がメロディー、機能語が伴奏、って言ってもいいかもしれないね。」
響(ピアノをポン…と叩きながら)
「なるほど…。
まるで4拍子の中に、強拍が来るタイミングが決まってるみたいですね。
リズムが“読解の道しるべ”になるってことか…。」
アキ先生(にっこり)
「そのとおり。
意味は、単語の辞書的な意味だけじゃない。
リズムや抑揚に乗ってこそ、真の意味が生まれる。
そして、Jazz Chantsは、それを“身体で感じる”ための教材なんだ。」
(つづく)
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