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遥と英語の灯 第5話「音と文字が、ひとつに溶ける」

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浪人生女子・遥

第5話「音と文字が、ひとつに溶ける」

(夜、自分の部屋。遥が机に向かってイヤホンを耳に入れる)

遥(心の声)
あのときの「英語のままわかる」感覚。
…もう一度あの感覚を、ちゃんと掴みたい。

(机の上には、スクリプトと英文が並び、スマホでリスニング音源を再生)

スマホから流れる音声(英語)
“This is the reason why I decided to try a new method.”

(遥の目が英文を追う。音と文字がぴたりと重なっていく)

遥(心の声)
文字を見ながら、音を聴く。
不思議…「読んでる」のに、「聴こえてくる」。
「聴いてる」のに、「読める」んだ。

(音声に合わせて口パクでリピートする遥)

遥(口を動かしながら)
…This is the reason…why I decided…to try…

(ふと、言葉の流れの中に自然と「意味」が浮かび上がる)

遥(驚いたように)
…。
いま、「なんで新しい方法を試そうと思ったのか」って
意味が、頭じゃなくて、胸にすっと入ってきた…。

(部屋の静けさの中で、遥の顔に笑みが浮かぶ)

遥(小さく)
音と文字が…ひとつになった気がする。
まるで、英語のリズムに乗って、気持ちまで動かされたみたい。

 


 

(翌朝、近所の公園。朝の光が差し込む中、ベンチで英語の文を音読する遥)

遥(心の声)
音読って、こんなに心地いいんだ。
目と耳と口が、全部そろって英語に向かってる感じ…。

遥(ふと空を見上げて)
「英語を勉強してる」っていうより、「英語を体に染み込ませてる」感じ…。
…前の私なら、絶対知らなかった世界だ。

 


 

(ナレーション)

「英語は、ただの知識じゃない」
音と文字を重ねながら、遥は少しずつそれを体感していた。
英語が“壁の向こう”の言語ではなく、自分の中に流れ込んでくる“響き”になりはじめていた。(つづく)

 

 

 

 

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