
第7話「灯(あかり)をともす」
(冬の夜、机に向かう遥。窓の外には静かに雪が降っている)
遥(心の声)
「あの人に言われたの。『遥かは自分の気持ちに嘘をつかない子だ』って。
でも、私は去年、自分にも周りにも嘘をついてた…。」
(手帳を開き、そこに書かれた文字をじっと見る)
“私は、自分の言葉で未来を選びたい”
遥(小さく息を吸って)
「この方法で、もう一度立ち上がる。私はもう、逃げない。」
(英語の長文を黙読している。さっきまで眉をひそめていたのが、次第に自然な表情に変わっていく)
遥(心の声)
「読める…前は単語を訳して、文法をこじつけて…
でも今は、英語のまま意味が流れてくる。
“私の中で、英語が言葉になった”──そんな感じ。」
(その時、スマホの通知音が鳴る。仲間からのグループLINE)
「模試前日、不安すぎて泣きそう(泣)」
遥(小さく笑う)
「大丈夫、私もそうだった。でも今は、少しだけわかる。
“自分を信じる”って、こういうことなんだって。」
(ペンを取り、ノートにこう書く)
“春、笑っている自分の顔が浮かぶ。”
(その文字の隣に、光のように希望が差す)
(つづく)
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