
ゆずと英語の魔法 第9話「英語のリズムってなに?」
昼休み、ゆずは教室の隅で、英語の音読練習をしていた。
でも、なんとなく自分の声が「カタコトっぽく」聞こえて、うまく読めていないような気がする。
「The… cat… is… under… the… table…」
(なんか、ぶつぶつ切れてる感じ…)
そこへ、アキ先生がやってきた。
「こんにちは、ゆずさん。英語、声に出してるね。いい調子だよ」
「先生…でも、どうしても“日本語っぽい”話し方になっちゃって。
ネイティブっぽいリズムって、どうすればいいんでしょう?」
アキ先生は「いい質問だね」と言って、ノートに簡単な英文を書いた。
She wants to go to the park.
「ゆずさん、ちょっと読んでみて」
「えっと……“シー・ワンツ・トゥ・ゴー・トゥ・ザ・パーク…”」
「今みたいに“単語ごとに切る”読み方を“単語読み”って言うんだけど、英語は“リズム”で読んだほうが自然なんだ」
「リズム……?」
アキ先生は、その文をリズムよく読んでみせた。
「She wants to go to the park.」
(シュワンツトゥ ゴウトゥ ザパーク)
「えっ! 全然ちがう! 一気にスラスラって…」
「英語は、“意味のかたまり”でリズムに乗って読むんだ。“スラッシュ・リーディング”にも近いよ」
「へぇ…!」
「さらに、英語には“強く読む単語”と“軽く流す単語”がある。たとえば、“wants”や“go”は強く、“to”や“the”は軽く読む。
これを“英語のリズム”や“イントネーション”っていうんだよ」
「なるほど……まるで“メロディ”みたいですね!」
「そう、英語は“音の言語”。リズムと流れが大事なんだ。
文を丸ごと音で覚えるつもりで、“チャンクごとに音読”してみるといいよ」
ゆずは、もう一度リズムにのせて読んでみた。
「She wants to go to the park… あ、なんかスムーズに言えたかも!」
アキ先生はニコリと微笑んだ。
「すごくいい感じだ。“読んでる”というより、“伝えてる”ようになってきたね」
ゆずは、自分の声が少しだけ“英語っぽく”なってきた気がして、うれしくなった。
──英語は、言葉だけじゃなく、“音のリズム”で伝えるもの。
声に出して、リズムに乗って、ゆずの英語はまた一歩、自然に近づいていく。(つづく)
※次回 第10話「英語の感覚で考えるって?」乞うご期待!
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