
ゆずと英語の魔法 第5話「英語を“絵”でとらえる?」
英語を“語順どおり”に理解する力がついてきたゆず。
でもまだ、「英語のまま思い浮かべる」感覚には自信がなかった。
放課後、ゆずはアキ先生のところに立ち寄った。
「先生、私、文を語順どおりに読めるようにはなってきたんですけど……頭の中に“意味の絵”が浮かんでこないんです。まだ“単語の集まり”って感じで。」
するとアキ先生は、にっこり微笑んでノートを開いた。
「それ、いい質問だね。実は、英語を“単語”じゃなくて“場面”でとらえるっていうのも、直読直解の大事なポイントなんだ。」
ノートに書かれていたのは、こんな英文だった。
The girl is running after a puppy in the park.
アキ先生はゆずに語りかける。
「この文を、日本語に訳す前に、“絵”にしてみよう。女の子がどこで何をしていて、何を追いかけてるのか。頭の中に“その場面”を思い浮かべてみて。」
ゆずは目を閉じて、ゆっくりと文をたどった。
「女の子が……公園で……子犬を追いかけて走ってる……あっ、絵になりました!」
目を開けたゆずの顔がぱっと明るくなった。
「最初に“The girl”で女の子が出てきて、“is running after a puppy”で子犬を追いかけてて、“in the park”で場所が決まる……って感じで、ちゃんと場面になりました!」
アキ先生はうなずいた。
「そう、それが“英語で思い描く”ってこと。意味を頭で組み立てるんじゃなくて、イメージでつかむ。それが、英語を英語のまま理解する力になるんだ。」
ゆずは、小さく感動しながらつぶやいた。
「英語の文の中に、“風景”があるんですね……」
そう言って微笑むゆずの目は、すでに次の英文の中の“世界”を探していた。
──言葉を、場面として感じること。
訳さずに、見えてくる英語。
それはきっと、魔法にいちばん近い力。(つづく)
※次回 第6話「”直聞”ってどうやるの?」乞うご期待!
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