
ゆずと英語の魔法 第6話「“直聞”ってどうやるの?」
リーディングで英語の“順番”と“場面イメージ”がつかめてきたゆず。
今度は、「聞く英語」にチャレンジしたいと思うようになっていた。
授業後の職員室。ゆずは、アキ先生に声をかけた。
「先生、最近“直読直解”が少しずつ分かってきた気がします。でも、リスニングになると、頭が真っ白になってしまって……」
アキ先生は微笑みながら、スマホを取り出した。
「いいね、じゃあ“直聞(ちょくぶん)”にも挑戦してみようか。これは、読まずに聞こえてきた英語を、そのまま“順に”理解する練習なんだ。」
「順に…?」
「うん。“全部聞いてから訳す”んじゃなくて、聞こえた瞬間に、英語の語順のまま“イメージ”を持っていく。直読直解の“耳バージョン”だよ。」
アキ先生はスマホで短い英語の音声を再生した。
A boy is looking for his dog.
ゆずは耳をすませる。
「……えっと、“A boy”で男の子が出てきて、“is looking for”で何かを探してて、“his dog”であ、犬を探してるんだって分かる……!」
「そう、それでOK!」
アキ先生が笑顔でうなずく。
「音を“聞いてから考える”んじゃなくて、“聞こえた順に意味がつながる”ようにする。それが“直聞”の感覚なんだよ。」
「なるほど……文字を読んで訳すんじゃなくて、音からそのままイメージにするって、初めての感じです……!」
ゆずは少し驚いたように言ったあと、でもすぐにその面白さに気づいた。
「すごい、英語が“聞ける”ようになっていくって、こんな感覚なんだ……」
アキ先生は静かにうなずいた。
「言葉を“そのまま”受けとる力。それが、英語の魔法の次のステージだね。」
ゆずの中で、読んで理解する英語から、聞いて感じる英語へと、扉が静かに開いた。
──英語を、目だけじゃなく、耳からも“訳さずに”感じる。
それが「直聞」の魔法。(つづく)
※第7話「英語のままで、声に出す」乞うご期待!
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