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【認知英文法(1)】解説者の学校英文法を捨てよ!

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認知英文法

第1回:解説者の学校英文法を捨てよ!

「関係代名詞の用法を説明せよ」。もし答えられるなら、あなたは優秀な「学校英文法の解説者」です。しかし、英語を自由自在に使いこなしたいなら、その知識は重すぎる足かせかもしれません。

日本の英語教育で教えられているのは、試合を理屈で分析する「解説者のための文法」です。現役の選手はボールが来たら理屈など考えず、身体が勝手に反応します。ところが今の教育は、戦場に出る生徒に「解説者の理論」ばかりを教え込んでいます。これでは実戦で身体が動かないのも当然です。

私たちは日本語を完璧に使いこなしていますが、国文法の定義を詳しく説明できる人は稀です。それは「実用的な文法」を身体感覚としてインストールしているからです。英語も同じ。本当に力がある人は文法用語で説明などしません。ただ英語を直接「使いこなしている」だけです。

では、どうすればその運用力が身につくのか。答えは「音声」の徹底利用です。文字を目で追う勉強で「英語脳」は育ちません。直聞、パラレルリーディング、シャドーイング。このプロセスを繰り返すことで、英語のリズムや語順が、翻訳フィルターを通さず直接脳に焼き付けられます。

私の教室で学ぶ生徒たちは、文法用語を聞くと困った顔をしますが、長文を日本語のようにスラスラ読みます。「説明はできないが、正確に使える」。これこそが、明治の先人たちが理想とした「正則教授法」の到達点であり、私が38年間証明してきた本物の英語力なのです。

文法用語を暗記して翻訳パズルを解き続ける「解説者」になりますか? それとも、音声とリズムを武器に英語を自在に操る「現役プレイヤー」になりますか? 答えは言うまでもありません。「知識」を捨て、英語を「言葉」として身体に取り戻しましょう。翻訳作業を止め、今すぐ英語の音読を始めてください。その先には、クリアな英語の世界が待っています。(つづく)