
第2話「日本語にはない英語のリズム」
(放課後。音楽室の片隅でピアノを弾きながら、響が英語のフレーズを小さく口ずさんでいる)
響(心の声)
This is the REAson why I deCIDed to TRY a new MEthod…
(…うん。なんだか、拍がある。このRE・A・son、de・CID・edって、音楽のフレーズみたい。)
(ふと、携帯を取り出し、以前見たアキ先生のYouTubeをもう一度再生)
アキ先生(動画で)
「英語のリズムは、内容語(重要な意味をもつ語)にアクセントが置かれ、それがビートを生みます。まるで音楽。だから、音楽を学んでいる君たちは、英語に向いているんです。」
響(ふっと笑って)
「…そっか。意味じゃなくて、ビートを感じればいいんだ。英語を“読む”んじゃなく、“聴いて、感じて、流れに乗る”——演奏するみたいに。」
(音楽室の鏡に映った自分を見て、ピアノの横に置いた英語ノートを開きながら、響は立ち上がる)
響
「音で、リズムで、語感で——英語を“読む”ってこういうことなんだ…。私、やってみたい。」
(その時、後ろから)
同級生・凜(りん)
「へぇ〜、英語も“リズム”で読めるの? 響、なんか楽しそうだね。」
響(少し驚いて振り返りながら)
「凜! うん、ちょっと面白い読み方に出会っちゃって。」
凜
「それってまた例の“直読直解”ってやつ?」
響(目を輝かせて)
「そう! しかも、“音楽”とすごくつながってるの。だから、私にもできそうって思えたんだ。」(つづく)
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