
【巻末コラム】「暗号解読からの”脱皮”」
慶應文学部の英語長文――これは試験じゃない。「言葉との対話」だった
私は浪人時代、英語の長文読解を“暗号解読”のように感じていました。
文構造を必死に分解し、単語の意味を調べ、訳文をノートに書き連ねる。
「何とか読めた」と思っても、それはただの翻訳作業にすぎず、
“言葉の意味”や“筆者の思い”が心に届くことはほとんどありませんでした。
けれど、ある日――
「直聞&直読直解法」というレアな学び方に出会って、私の英語観は一変しました。
それは「訳す」のではなく、「感じる」英語。
構文を解き明かすのではなく、英語の語順のまま、筆者の考えや感情が
じわりと心に染み込んでくる――そんな学びでした。
そして、運命のように迎えた本命の試験。
慶應義塾大学・文学部の英語長文です。
定番の約10ページにわたる、受験生泣かせの超長文。
受験生としての私は、鉛筆を握っていたはずです。
けれど、心は完全に「読者」でした。
これは試験じゃない。
これは、“言葉との対話”だ。
そう思った瞬間、私はその英文に没頭し、夢中で物語を読み進めていました。
気づけば、筆者の主張にうなずき、表現の巧みさに感動し、
結論に静かに胸を打たれていたのです。
まさか――
入試会場で感動のあまり泣きそうになるとは思ってもみませんでした。
「英語ができるようになる」とは、点数が取れるようになることだけではありません。
英語が“生きた言葉”として心に届くようになること。
あのとき、確かに私は、遥と同じように思いました。
――ああ、私はいま、“言葉”を学んでいるんだ。
数日後、三田キャンパスでの合格発表。掲示板に自分の受験番号を見つけました。
英語の偏差値を28から72まで上げて迎えた奇跡の瞬間でした。
でも、それ以上に暗号解読から脱皮して、対話のできる「真の英語」を習得できたことが最高のご褒美でした。
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