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【認知英文法(2)】その「関係代名詞」は、あなたの武器になる

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認知英文法

第2回:その「関係代名詞」は、あなたの武器になる

前回は「知識としての英文法」がいかに英語の運用を妨げているかをお話ししました。今回は、昔々朝日新聞の名編集主幹として知られた白井健策氏が国際部の部長だったときに示唆された、関係代名詞の「本来の使い方」についてお話しします。

英語は「説明」するものではない。「語順通りに使いこなす」ものだ

学校英語で苦しむ生徒の多くは、英文を日本語に訳すために「返り読み」を繰り返します。関係代名詞が出てくると、必死に構造を分析し、後ろから訳し上げようとパズルを解き始めます。これでは、会話や速読など到底できません。

かつて白井氏は、この「関係代名詞」に対する意識が、発想を変えるだけで劇的に変わることを示しました。それは、「関係代名詞は、文法規則を守るための鎖ではなく、言いたいことを付け足すための便利なツールである」という気づきです。

「あっ、そうそう」という感覚

英語は語順通りに読みます。まず名詞をポンと出し、そのあとで「あっ、そうそう、それってこういうものなんだけど〜」と情報を付け足していく。この感覚こそが、関係代名詞の正体です。この意識に切り替えた瞬間、関係代名詞は「分析対象」から「自分の言葉を広げるための武器」へと変わります。

武蔵ゼミナールが指導する「直聞&直読直解法」も、まさにこの発想です。文法用語のパズルを解くのではなく、英語の語順通りに名詞を置き、そのあとに流れるように情報を説明していく。このプロセスを繰り返すことで、英語のリズムが身体に浸透し、関係代名詞が自然な言葉として口から出てくるようになります。

あなたが今、関係代名詞を前にして「訳そう」と立ち止まっているのなら、それはまだ英語を「知識」として見ている証拠です。もう、返り読みの苦しみから卒業しませんか?

まずは名詞を出し、そのあとに「あっ、そうそう」と情報を付け足す。このリズムさえ掴めれば、英語は驚くほどシンプルで自由な道具になります。文法パズルを捨て、英語という流れに身を任せてみてください。その先には、今までとは全く違う、クリアな英語の世界が待っています。(つづく)