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【脳科学アプローチ⑨】英語は勉強するな、練習しろ!

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英語脳構築

【第9回】最終回:歴史と脳科学が選んだ「英語脳OS」の完成

みなさん、こんにちは。武蔵ゼミナール大学受験英語塾の武蔵晃央です。

全9回にわたってお届けしてきたこの連載も、いよいよ今回が最終回となります。 前回(第8回)では、古い「日本語訳読OS」を捨て去り、最新の「言語脳OS」へとアップデートを遂げた3人の塾生たちの、驚異的な逆転合格の「臨床結果(実例)」をご紹介しました。

「なぜ、そんな短期間で偏差値の壁をぶち破れるのか?」 「そんな魔法のような方法が、本当に存在するのか?」

そう思われた方も少なくないはずです。しかし、断言します。これは決して、一部の天才だけに許された奇跡などではありません。日本の英語教育の歴史、そして現代の脳科学を紐解けば、誰もが到達できる「歴史的必然」なのです。

最終回となる今回は、その圧倒的な真実を、ある「レジェンド」の言葉とともに証明しましょう。

■ 同時通訳の神様が遺した「本質」のメッセージ

かつて、日本の同時通訳界の第一人者であり、「同時通訳の神様」と称された國弘正雄氏は、その著書『國弘流 英語の話し方』(たちばな出版)の中で、英語習得の核心を突く極めて重要な一節を遺しています。

『では「只管朗読」といい「只管筆写」といい、この二つの間にある共通な要素はいったいなんでしょうか。それは身体に覚えさせるということです。

外国語の習得は何といっても習慣の累積ですから、肉体に記憶させなければなりません。ただ単に頭で憶えただけでは不充分であり、理屈として知っているだけでは役に立たないということなのです。これを難しくいえば、ことばを内在化、つまりinternalizeさせるということになるでしょう。

つまりは肉体の内部に定着させるということで、肉体の感覚(五感)を用いることによって自然に記憶させるのが、外国語の習得にあたってもっとも大切なことなのです。』

國弘正雄氏がここで叫んでいること。それこそが、私が本連載で一貫して申し上げてきた「言語脳OSの構築」そのものなのです。

多くの人は、英語を「歴史」や「数学」と同じように、机の上でガチガチに暗記する「お勉強」だと思い込んでいます。しかし、同時通訳の神様は一蹴します。「頭で理屈を知っているだけでは、何の実戦にも役に立たない」と。

■ 英語は「勉強」するな!「練習」しろ!

私はいつも、塾生たちに口を酸っぱくしてこう伝えています。

「英語は勉強するな!練習しろ!」

英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)という言葉がある通り、英語とは「学問」ではなく、音楽や体育とまったく同じ「技能教科」なのです。

たとえば、音楽の教科書をいくら熟読し、楽譜の読み方を「勉強」したところで、バイオリンがいきなり弾けるようになるでしょうか? 水泳のフォームを解説した本をどれだけ暗記したところで、プールに入ってすぐに25メートル泳げるようになるでしょうか?

絶対に無理ですよね。 できるようになるためには、実際に楽器に触れ、実際に水に飛び込み、何度も何度も「身体の感覚」に覚え込ませる【反復練習】が絶対に不可欠です。

英語も完全にこれと同じです。 単語帳を睨みつけ、英文法をパズルのようにこねくり回す「お勉強(文法・訳読式)」をいくら重ねても、ネイティブの爆速の英語を聞き取ることはできません。それは脳に「遅い処理」を学習させているようなものです。

明治期の先達たちが実践していた「正則教授法」の源流、そして國弘先生の言う「身体での記憶」。これらを現代の脳科学ベースでシステム化し、誰でも100%再現できるようにしたのが、当塾が提唱する「直聞&直読直解法」なのです。

■ 国が求めているのは、綺麗事ではなく「使いこなせる英語」

いま、日本の英語教育は過渡期を迎えています。 文科省は私たち日本人に英語を話せるようになってほしいと心から願い、中学・高校の学習指導要領をガラリと変えました。特に大学に進む人たちには、ただの知識ではなく「英語を使いこなせるようになってほしい」と考え、大学入学共通テストの様式も大きく変えたのです。

配点比率が変わり、膨大な語数となった共通テストは、まさに「英語を英語のまま処理するスピード」がなければ太刀打ちできない構造になっています。

国が突きつけているこの大改革の期待に応え、迫り来る高い壁を軽々と超えるためには、今こそ従来の古い学習法を捨て去り、脳の仕組みに合致した「直聞&直読直解法」へと切り替えるべきなのです。

■ 「身体感覚の内在化」こそがOSの完成

五感をフルに使い、右から左へ、流れる音をそのままダイレクトに脳へ染み込ませる。 この「練習」を繰り返すことで、脳の神経ネットワークに強固な「英語脳回路」がバシッと開通します。

これこそが、「言語脳OS」の完成です。

一度このOSが肉体に内在化(internalize)してしまえば、あとは自転車の乗り方を一生忘れないのと同じ。受験英語の長文など、チーターが草原を駆け抜けるが如き爆速で、ノータイムで理解できるようになります。前回ご紹介した塾生たちの逆転劇は、この「練習の成果」が臨床結果として現れたに過ぎません。

英語の呪縛に苦しむ受験生諸君、そして親御さん。 もう、不自然な「お勉強」で大切な時間を消耗するのは終わりにしましょう。

英語は、勉強するな。練習しろ! 武蔵ゼミナールで、君の肉体に最強の「英語脳OS」をインストールする準備は、すべて整っています。

(全9回・完結)