
受験生の皆さん、夏の足音が聞こえてきましたね。この夏、皆さんの学習机の上には、どのような景色が広がっていますか?
いまだに旧態依然とした「変則・文法訳読式」という名の低気圧が停滞し、英語を「暗号」としてパズルを解くように勉強している人が後を絶ちません。
英語を「パズル」にしていませんか?
多くの受験生は、英文を前にすると「まずは日本語に訳さなきゃ」と身構えます。単語をつなぎ合わせ、文法を当てはめ、パズルを解くように日本語に変換する。「日本語脳」で英語を解釈しているのです。
断言します。それは「英語の学習」ではなく、単なる「暗号解読作業」です。しかも、高校生の平均は75wpmしかありません。(※wpmとは words per minute の略で、1分間に理解できる単語数のこと。)
黙読をしているとき、脳はわからない箇所を適当に飛ばしたり、日本語を当てはめて都合よく解釈したりして、自分の理解度を「誤魔化す」ことができてしまいます。この「なんとなく分かったつもり」という台風の目の中に留まっている限り、共通テストのようなスピードと正確性が問われる戦場で勝ち抜くことはできません。
「暗号解読」を卒業する第一歩
「英語脳」を構築し、英語を英語のまま理解する。この「直聴直解」の感覚を手に入れない限り、本当の意味での英語力は身につきません。「英語脳」は音声学習をしなければ獲得できません。専門家の研究によって、英語ができる人は「日本語脳」とは別に「英語脳」があることが分かっています。

英語はパズルではありません。言葉であり、音です。 「訳す」という暗号解読を卒業し、「英語脳」を育て、英語のまま脳に情報を処理させる。この夏、まずは「自分が英語を暗号として扱っていないか?」と疑うことから始めてみてください。
その意識の転換こそが、皆さんの脳内に「正則・直聴直解法」という名の太平洋高気圧を張り出す、最初の一歩になります。「英語脳」が育つと、音読で150wpm、黙読で300wpmという、ネイティブと同等の理解スピ-ドを獲得することができます。
次回:第2回『「精読」と「速読」の壁を壊す』を公開予定 「精読で正確に、速読でスピードを」という二刀流は、実は非効率?なぜ一つの学習で両方叶うのか、その真実をお伝えします。