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「4技能入試」はなぜ頓挫したのか?(後編)

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正則教授法

表面的には「2技能」…でも中身は文科省の“完全勝利”だった!

文部科学省は、政治決着により「英語の4技能化」を一時棚上げにしました。表面的には、センター試験と同じ「リスニング+リーディング」という2技能体制のままでスタートを切ったのです。 しかし—— 蓋を開けてみると、その中身は従来の学習法を根底から否定する、まったくの“別物”でした。

「してやられた」ことに気づかない教育現場

リスニングのスピードはネイティブの日常会話レベル(140wpm以上)へ加速し、リーディングの総語数はついに約6,600語を突破しました。

この激変に対し、多くの現場の教師や生徒たちは「リスニングが速くなった」「長文が長くなった」と言って、前にも増して「もっと速く訳せ」「(精読ではなく)斜め読み(速読)のテクニックを磨け」と、従来の「文法・訳読式」に拍車をかけています。

しかし、これは例えるなら、実用中国語のテストでリスニングが速くなり、長文も長くなったので、「漢文の勉強に一層励もう!今までよりも早く(返り読みして)読もう!」と言っているようなものです。

根本的な「言語の捉え方」が間違っていることに、多くの人がまだ気づいてすらいない。私たちは文科省に「してやられた」わけです。

4技能の導入か否かは、本質ではない

あえて言うなら、「4技能」か「2技能」かなんてどうでもよかったのです。 要は、旧態依然とした「変則教授法(=文法・訳読式)」から脱却し、画期的な「正則教授法(=直聞&直読直解法)」に移行させるかどうかが、この改革の本当の問題でした。

当時の文科大臣による政治決着で、文科省は表面的には折れたかに見えました。しかし、残された2技能の負荷を極限まで引き上げることで、実質的にこの改革を強行したのです。 「返り読み」や「和訳」というワンクッションを挟む変則教授法では、物理的に処理不可能な試験へと作り変えました。直接「話す・書く」の試験はしなくても、「英語を英語のまま処理する力」がなければ門前払いにするという、文科省の方が一枚上手だったのです。

求められているのは、実質の転換

今の受験生に必要なのは、小手先の速読テクニックではありません。

  • ・英語の語順通りに、左から右へ理解する。

  • ・ネイティブと同じリズムで音をそのまま捉える。

  • ・「訳さずにわかる」という“語感的理解”そのものを身につける。

これこそが、私が提唱し続けている「正則教授法(=直聞&直読直解法)」の真髄です。

結論:今こそ「正則」へ立ち返る時

共通テストの変貌は、「これまでの間違った英語学習(変則教授法)を捨てなさい」という強烈なメッセージです。 「訳してから理解する」から、「聞いて、読んで、そのまま理解する」へ。 この認識の転換と実践(トレーニング)こそが、これからの時代における英語学習の最大のカギとなるのです。(完)


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