
第3回:新宿の明治通りで見た「提灯行列」――私が早慶を目指した原点
みなさん、こんにちは。武蔵ゼミナール大学受験英語塾です。
今週末、神宮球場で32年ぶりに行われる天覧試合。これほどまでに人々を熱狂させる大学野球の伝統ですが、実は私自身、この熱量によって人生を大きく動かされた一人です。連載の最後は、私の受験生時代の忘れられない思い出をお話しします。
予備校への道で遭遇した、延々と続く光の波
私が浪人して新宿にあった予備校に通っていた秋のことです。そのシーズン、早稲田大学がリーグ優勝を果たしました。
東京六大学野球では、優勝すると神宮球場から自分のキャンパスまで、伝統の「提灯行列(優勝パレード)」が行われます。予備校へ向かう途中、伊勢丹の前の明治通りを歩いていた私は、偶然その提灯行列に遭遇したのです。
当時は今と違って人数制限も一切なく、球場に駆けつけた学生やOBのほとんどがそのまま参加していたため、赤々と灯る提灯の波はどこまでも、延々と続いていました。街全体を包み込む圧倒的な歓喜と熱狂。
早慶を強く志望し、日々机に向かっていた私は、ライバル校のその眩しすぎる光景を目の当たりにして、胸が激しく震えました。
「来年は絶対に、自分が当事者としてあの早慶戦を見るぞ!」
その夜、予備校の机に向かう私の心には、それまで以上の強い執念と決意が満ちていました。
悔しさと憧れが、すべて最高の結果へと繋がった
そして翌年、私は見事に慶應義塾大学に合格。
面白いことに、それまで長年低迷していた慶應野球部が、私が塾生(慶應では学生を塾生と呼びます)になった途端に大黄金期を迎えたのです。今度は私が慶應の塾生として、何度もあの「提灯行列」に参加し、神宮の夜に歓喜の声をあげることになりました。あの浪人時代の悔しさと憧れが、すべて最高の形で伏線回収されたのです。
大学という場所は、単に勉強をするためだけの場所ではありません。100年を超える伝統や文化を肌で感じ、一生の誇りとなる熱量や仲間に出会う場所です。
今週末、テレビのニュースなどで神宮球場の天覧試合を目にしたら、ぜひこう思ってください。 「数年後、自分もあの伝統の舞台の一員になるんだ」と。
私が新宿の明治通りで誓ったように、強い「憧れ」こそが、苦しい受験勉強を突き動かす最大の原動力になります。
武蔵ゼミナールでは、独自の「直聞&直読直解法」を通じて、早慶をはじめとする難関大学の英語を「英語のまま」理解する真の英語力を授けています。伝統の門を叩き、未来の主役になるのは君たちです。さあ、今日も合格の切符を掴み取るために、一歩前へ進んでいきましょう!