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拓海のリスタート 第1話「失意の春 ー不合格の現実と迷い」

浪人生・拓海①

第1話「失意の春 ― 不合格の現実と迷い」

― 英語をやり直すんじゃない、“感じ直す”んだ ―

 

(予備校の自習室。春の午後)

拓海(たくみ)
……まさか、落ちるなんてな……」

手元には、大学の不合格通知。
誰よりも英語に時間をかけたはずなのに、英語が原因で不合格だった。

「やっぱり、俺は英語がダメなんだろうか……」
周囲には新しいスタートを切った同級生たち。
自分だけが、取り残された気がしていた。(つづく)

 

 


 

浪人生という一年――
それは「やり直し」でも「停滞」でもなく、
本当の意味で“自分と向き合う”ための時間かもしれません。

現役時代には気づけなかったこと、届かなかった場所。
焦りや不安の中で、「どうしたら変われるのか?」と悩み続ける日々。

この物語の主人公・拓海もまた、
そんな葛藤を抱えながら、ある“方法”と出会います。
それが――「直聞直解法」と「直読直解法」。

英語を「訳す」のではなく、「英語のまま理解する」。
この方法との出会いが、彼の一年、そして人生を変えていきます。

実は、この物語はフィクションでありながら、
私自身の体験とも大きく重なる部分があります。
だからこそ、浪人生のあなたに伝えたいのです。

「今、この出会いこそが、未来を変える鍵になる」と。

 

 

 

※入塾を検討されている方は入塾面接をお申し込みになり、前もって「★入塾面接の栞」をお読みください。⇒事務局&研究会 | 武蔵ゼミナール (english634.com)

 

(※毎年7月中旬、期末テストが終わると《入塾面接予約》が集中して、入塾面接ができなくなります。お早めに入塾面接を済ませてくださるようお願いします。)

 

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英語のまま理解できる新学習法(4)

イラストL

英語教育は“訳す時代”から“理解する時代”へ

昔の英語教育は、ひたすら和訳&文法。でも今の大学入試や英検は「スピード×内容理解」が重視されています。

つまり、必要なのは「英語を英語で理解する」読解力と聴解力。
その力を育てるのが、当塾の「直読直解法」と「直聞直解法」です。

英語を構造ごと、語順のまま理解する新しい読み方――
学習スタイルをアップデートしたい方、ぜひ無料体験から!

 

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さとると英語の方程式 第12話「“方程式”が、自分のものになった日」

さとる図

さとると英語の方程式 #12

“方程式”が、自分のものになった日」
〜すべては「この1文」から始まった〜

冬の朝。
静かな試験会場。受験票を持った手に、ほんの少し汗がにじんでいる。

(さとる・心の声)
「ついに来た。早稲田の入試。
でも、不思議と“怖い”って感じはない」

試験が始まり、長文を次々と読んでいく。

I decided to change the way I study / because I wanted to find a more effective method.

(さとる・心の声)
「前なら“どこが主語で…”って文法に気を取られてた。
でも今は、“伝えたい気持ち”が見える。
英語が英語のまま、“ことば”として届いてくる…!」

すべての試験を終えて、校門を出る。
冷たい風が吹く中、空はどこまでも澄んでいた。

(さとる・心の声)
「長かった…。でも、ここまで来れた。
英語が、一番苦手だったのに、今は——
いちばん“手応え”がある教科になってる」

そのとき、ポケットから一枚の紙が落ちた。
ずっと持ち歩いていた、あの一文。

This is the reason why I decided to try a new method.

手に取って見つめる。

(さとる・心の声)
「すべてはこの1文から始まった。
語順で読む。音で感じる。意味をつかむ。伝える。
英語は、“方程式”みたいに、ちゃんとつながってた」

そして、静かに心の中で言った。

This is the reason why I decided to try a new method.」
「これが、ぼくが新しい方法を選んだ理由だ」

(さとる・微笑みながら)
「たぶん——あのとき決めて、本当によかった」

 


 

Final Key Point(英語の方程式)

理解するための語順  × 音で感じる英語 × 自分の表現 = 本物の英語力

・英語は、「語順」「音」「意味」がつながることで初めて“ことば”になる。

・繰り返し出会い、声に出し、心に刻んだ1文が、自分の言葉になる日がくる。

・そしてそれが、“訳さずに理解する”ための方程式となり、自分の中に根づく。

 


 

エピローグ

後日。
さとるは、自分の部屋でパソコンの前に座っていた。
画面には、「早稲田大学・合格者発表」のページ。

(さとる・心の声)
「受験番号……あった。……あった!」

思わず、背もたれにぐったりもたれかかる。

(さとる・心の声)
「本気で向き合った英語が、僕をここまで連れてきてくれた。
ありがとう、アキ先生。ありがとう、あの1文。
これからも、英語を“ことば”として、ちゃんと使っていきたい」

 

さとると英語の方程式 〜訳さない英語との出会い〜
12話 完

 


 

―― 英語は「解けるようになる」言語です。――

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この物語で描かれている英語学習法――「直聞・直読直解法」は、
“英語を英語のまま理解する”というシンプルで論理的な方法です。

学校や予備校の多くは、今でも「訳して理解する」英語を教えています。
でも、それではどうしてもスピードが出ない。
6,000語の英文を80分で読み切るには、方程式を変える必要があるのです。

英語が苦手だったさとるが変わったのは、「センス」でも「根性」でもありません。
ただ、正しい“学び方”を知っただけ。
あなたにもきっとできます。

英語という「方程式」を、もう一度見つめ直してみませんか?
次に英語を読むとき、きっと今までとは違う世界が見えてきます。

 

 

さとるの後日談「うん、訳さないって聞いて最初は驚いたけど、実はそっちのほうが“使える英語”につながるんだよね。読んでくれてありがとう!」

 

 

 

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さとると英語の方程式 第11話「“英語がわかる”自分になる日」

さとる図

さとると英語の方程式 第11話

“英語がわかる”自分になる日」
〜英語が“科目”から“ことば”に変わる〜

朝の登校中。
さとるはイヤホンをつけて、いつものシャドーイング音声を再生していた。

This is the reason why I decided to try a new method.
That’s why I chose a different way.
I wanted to challenge myself.

(さとる・心の声)
「意味を考えなくても、スッと入ってくる…。
“何を言ってるか”じゃなく、“何を感じているか”がわかる気がする」

ふと、英語が“ただの勉強”ではないことに気づいた。

(さとる・心の声)
「前は、英語は“点を取るための道具”だった。
でも今は、“気持ちを伝えるためのことば”に思えてきた」

放課後、進路指導室。
志望校の願書に添える志望理由書の下書きを、さとるは英語で書いていた。

I want to study engineering / because I love solving problems / and creating something new.

アキ先生が後ろからのぞき込む。

アキ先生:
「いい文だな。英語に“自分の気持ち”が出てきてる。
今の君なら、ちゃんと“ことば”として伝えられるよ」

さとる:
「先生……前は、英語を書くときも、“正しい文法かどうか”ばかり気にしてました。
でも今は、“ちゃんと伝わるか”が一番大事だって思えるんです」

アキ先生は、さとるの肩を軽くたたいた。

アキ先生:
「それが、“英語がわかる自分”になった証拠だよ。
英語が“科目”から“ことば”に変わった瞬間だ」

(さとる・心の声)

「正しさより、伝えること。
英語のままで、理解して、表現して、つながる――
それが、ぼくの英語になりはじめている。」(つづく)

 


 

Key Point(直聞直解・直読直解の視点)

・英語を“ことば”として感じる力がつくと、「正解」ではなく「伝える」ことが目的になる。

・直聞直解・直読直解は、「意味をつかむ」力だけでなく、「意味を込めて伝える」力も育てる。

・英語を英語の語順・音のまま理解し、それを“自分の表現”として使うことが「本物の英語力」。

 


 

【次回予告】

最終話 第12話「“方程式”が、自分のものになった日」
〜すべては「この1文」から始まった〜

 

 

 

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さとると英語の方程式 第10話 「“たった1文”が、英語の軸になる」

さとる図

さとると英語の方程式 第10話

“たった1文”が、英語の軸になる」
〜繰り返しが、自由を生む〜

雨の月曜日。
さとるは放課後の教室に残り、1枚の紙をじっと見つめていた。

書かれているのは、あの一文。

This is the reason why I decided to try a new method.

(さとる・心の声)
「この1文、いつからか、ずっと僕の中に残ってる。
読むたびに、“今の自分”と重なる気がするんだ」

アキ先生がそっと近づいてくる。

アキ先生:
「まだその文、持ってたのか」

さとる:
「はい。毎日、声に出して読んでます。
不思議と、読むたびに、前より“自分の言葉”になってる感じがして」

アキ先生はうれしそうにうなずいた。

アキ先生:
「それが、“繰り返し”の力なんだよ。
英語ってね、“たった1文”が君の中で“軸”になれば、
そこから無限に広がるようになるんだ」

さとる(興味深そうに):
“軸”って、どういうことですか?」

アキ先生はホワイトボードにこう書いた:

This is the reason why…

そして、例文をいくつか続けた。

This is the reason why I study every night.

This is the reason why I never gave up.

This is the reason why I want to become an engineer.

アキ先生:
“型”を1つ覚えると、それを使って“何度でも自分の思い”を表現できる。
繰り返すことで、“使える”し“感じられる”ようになる。
それが“自由”につながるんだ」

(さとる・心の声)
「そうか、“覚える”ためじゃなく、“使うために繰り返す”。
だからこそ、繰り返しが自由を生むんだ…!」

その日、さとるは一つのことを心に決めた。
この1文を、一生忘れない英語にしよう、と。

 


 

Key Point(直読直解の視点)

・「たった1文」でも、“型”として繰り返すと“使える英語”になる。

・繰り返しは、暗記ではなく“感覚化”と“表現力”のため。

・英語の軸=自分の思いを何度でも乗せられる“ベース文”。

 


 

【次回予告】

11話「“英語がわかる”自分になる日」
〜英語が“科目”から“ことば”に変わる〜

 

 

 

 

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【注目】共通テストの英語が「難化」?

634seminar(1)

【注目】共通テストの英語が「難化」?

実は「本物の英語」に近づいただけかもしれません。

最近の共通テスト英語について、「難しくなった」と感じる方が多いようです。
でも、実際には “本格的な英語力” が求められるテストへと変わってきただけとも言えます。つまり、「英語らしい英語」が試されるようになってきたのです。いわゆる受験テクニックは通用しなくなりました。

 


 

◆時間内に解き終わらないのはなぜ?

多くの高校生が、共通テストのリーディング・リスニングを時間内に解き終わらない
その背景には、「読むスピード」の問題があります。

高校生の平均読解スピードは 75語/分(wpm)

一方、リスニングは 140wpm、ほぼ倍のスピードで話されます。

リーディングは 6,000語 の英文を 80分以内 に読み解く構成です。

このスピード感では、普通に読んでいるだけでは時間が足りません。
問題を解きながら進む形式では、最低でも200wpm 以上の読解力が求められるのです。

 


 

◆「英語」という科目名のワナ?

少し大胆な表現になりますが
これまでの「英語」という科目は、実は「英語」ではなく、「英文」だったのかもしれません。読み方は「訳読」です。

たとえば、「漢文」という科目がありますね。読み方は「訓読」です。(訓読というのは訳読と同じ意味です)
これは古典中国語ですが、漢文を勉強して中国語を話せるようになるとは、誰も思いません。
それと同じように、訳して理解するタイプの「英語」の授業では、英語を使えるようにはならないのです。だから、漢文と同様に「英文」だったのかも・・・

 


 

◆「訳す英語」と「そのまま理解する英語」は、まったく別物

従来の「文法+訳読中心」の学習法では、スピードが出ません。
これに対して、英語を英語のまま理解する「直聞&直読直解法」 では、
平均の約4倍、300wpm ものスピードで英語を理解できるようになります。

この学び方なら、共通テストのような実用的な英語にも対応しやすくなります。

 


 

◆変わるテスト、変わらない授業?

いま、多くの高校や予備校では、いまだに訳読中心の授業が主流です。
それゆえ、平均スピードも75wpmのまま、なかなか伸びません。

一方で、全国でもごく一部ですが、「英語を英語のまま理解する」新しい学習法で指導している教室もあります。
私の塾もそのひとつ。
本当の意味で「英語を使えるようになりたい」方には、ぜひ一度この画期的な「直聞&直読直解法」を体験してみてほしいと思います。

 

 

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英語のまま理解できる新学習法(3)

イラストL

「読むスピードが2倍になった!」――高3・Sさんの場合

英語を読むとき、いつも頭の中で日本語に訳していたSさん。
当然、時間が足りず、リスニングもサッパリ。

でも「英語の語順のまま理解する」直読直解法を始めてから、読解スピードは2倍に!
リスニングも聞き取れる部分がどんどん増えてきたそうです。

「もっと早く知っていれば…!」と話すSくんのように、あなたも体感してみませんか?

 

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さとると英語の方程式 第9話「“分かる”と“使える”の差って?」

さとる図

さとると英語の方程式 第9話

“分かる”と“使える”の差って?」
〜インプットとアウトプットの壁〜

日曜の午後。
さとるはノートPCの前で、英検の面接対策アプリを使っていた。

アプリ音声:

Please tell me about a time when you tried something new.

(さとる・心の声)
「えっと…えーっと……I… tried… when I… new……?」

口が止まった。

(さとる・心の声)
「頭では意味わかってるのに……言葉が出てこない。
さっきまでは“わかる”って思ってたのに、“使う”となると全然ダメだ……!」

モヤモヤを抱えたまま、次の日の放課後。
さとるはアキ先生のところに駆け込んだ。

さとる:
「先生……聞いて理解するのは、前よりできるようになってきたんです。
でも、“話す”とか“書く”ってなると、急に英語が出てこなくて…」

アキ先生は、にこりと笑って言った。

アキ先生:
「うん、それは“インプットとアウトプットの壁”だな」

さとる:
「やっぱり、別物なんですか?」

アキ先生:
「そうだ。理解するだけなら“受け身”でもできる。
でも“使う”には、頭の中の引き出しを開けて、自分の言葉に変える力が必要なんだ」

アキ先生は、またあの例の文を書いた。

This is the reason why I decided to try a new method.

アキ先生:
「これを“自分の言葉”で言い換えてみて。たとえば——」

That’s why I started something new.
I wanted a change, so I tried a new way.

さとる(目を見開いて)
「えっ、そんなに自由に言っていいんですか?」

アキ先生:
「うん。“正解の1文”じゃなく、“伝わる自分の英語”が、アウトプットの第一歩なんだ」

(さとる・心の声)
「わかっていたはずの1文が、自分の言葉になると急に難しく感じる…。
でも、それが“使える英語”ってことなのか」

 


 

Key Point(直聞直解の視点)

・“理解できる”と“使える”は別ステージ。

・アウトプットには、「言いたいことを、自分の英語で組み立てる力」が必要。

・意味のあるインプット→イメージ→自分の表現への変換が、「使える英語」を育てる。

 


 

【次回予告】

10話「“たった1文”が、英語の軸になる」
〜繰り返しが、自由を生む〜

 

 

 

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さとると英語の方程式 第8話「“聞ける”ようになるには、どうすれば?」

さとる図

さとると英語の方程式 第8話

“聞ける”ようになるには、どうすれば?」
〜耳と脳をリンクさせるトレーニング〜

放課後、英語演習の補習教室。
さとるはヘッドホンをつけたまま、黙ってリスニング音源を繰り返していた。

(さとる・心の声)
「一文ずつ何度も聞いて、マネして……
でも、まだ“聞こえた英語”が“意味”になるまで時間がかかる」

その様子を見ていたアキ先生が声をかけた。

アキ先生:
「だいぶ集中してるな。今日は“聞く力”をもう一段上げるトレーニング、やってみるか?」

さとる:
「え、まだ他にもあるんですか?」

アキ先生はうなずきながら、1枚のプリントを差し出す。

アキ先生:
“耳と脳をつなぐ”には、3ステップで取り組むと効果的だ」

さとるが見ると、こう書かれていた:

 


 

直聞直解トレーニング:3ステップ

リッスン&リピート
 ⇒ 文を聞いたら、すぐに同じように声に出す(意味は考えず音だけ)

シャドーイング
 ⇒ 聞こえた音に0.5秒遅れで、重ねて発話。イントネーションも真似る。

イメージ・シャドーイング
 ⇒ シャドーイングしながら、“頭の中に場面を描く”練習へ。

 


 

さとる(驚き):
「意味を考えるより先に、“音”を身体にしみこませるんですね…
それが“イメージ”と結びついたとき、本当に“聞けた”ってことなんだ…!」

アキ先生:
「そう。
“音だけの英語”が、“意味と感覚がつながった英語”になる瞬間。
それを毎日少しずつ積み重ねることで、耳と脳が“英語の順番”で反応しはじめるんだ」

さとる(心の声)
「英文法じゃない、“英語の感覚”が育つ場所があるんだ…。
頭じゃなく、身体で“英語を感じる”ってこういうことかも」

(ナレーション)
日本語に訳さず、語順のまま聞いて理解する——
さとるは今、英語の“生の音”と向き合いはじめていた。

 


 

Key Point(直聞直解の視点)

・「聞く力」は段階的に育てる。まず音を体に入れ、次に意味とリンクさせる。

・シャドーイングだけでなく、イメージ・シャドーイングが効果的。

・目標は、「聞こえた瞬間に、意味が浮かぶ脳の状態」をつくること。

 


 

【次回予告】

9話「“わかる”と“使える”の差って?」
〜インプットとアウトプットの壁〜

 

 

 

 

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さとると英語の方程式 第7話「“読める”と“聞ける”はどう違う?」

さとる図

さとると英語の方程式 第7話

“読める”と“聞ける”はどう違う?」
〜さとる、理解の“速さ”に気づく〜

夕方、自習室。
さとるは長文問題集を開きながら、スマホでシャドーイング用の音声を再生していた。

The reason why I chose this path / is that I wanted to challenge myself.

(さとる・心の声)
「読むとわかるのに……聞くと、ついていけない。
さっき読めた文が、音になると“意味が後から追いかけてくる”感じだ」

そのとき、横から声がかかった。

アキ先生:
「調子はどうだ?」

さとる:
「先生……読むのは少し慣れてきたんです。
でも聞くのは全然別世界というか。
“読めるのに聞けない”って、こういうことなんですね」

アキ先生は静かにうなずいた。

アキ先生:
「いい気づきだ。
“読む”のは、自分のペースで止まったり戻ったりできる。
でも“聞く”のは、時間がどんどん流れていく中で、
その瞬間に理解しないといけないんだ」

さとる:
「なるほど……処理のスピードがまるで違うってことか」

アキ先生:
「そう。
だからね——
“聞いて理解できたら、それが本物の英語力だよ!”
って、いつも授業で言ってるだろ?
それが今、君にも見えてきたってことだよ」

(さとる・心の声)
「読めることで安心してたけど、“英語のスピード”にまだ追いつけない。
でも、それに気づけたのは大きい。
“本物の英語力”って、こういうことだったんだな…

その日、さとるは初めて、理解に“タイミング”があるという感覚を掴みかけていた。(つづく)

 


 

Key Point(直聞直解の視点)

「読める」と「聞ける」は別物。聞くにはリアルタイムでの即時理解が必要。

英語を語順のまま理解できる力=聞ける英語力

“聞いてわかる”は、直聞直解の到達点のひとつ。

 


 

【次回予告】

8話「“聞ける”ようになるには、どうすれば?」
〜耳と脳をリンクさせるトレーニング〜

 

 

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